栗子山塊●烏川滑谷沢~栗子山

 2023年9月17~18日(日-月)
メンバー 小松丈輔、筒井多喜子、高野恵一、堤弘美


古のトンネル(二ツ小屋隧道)を抜ける。
ここは廃道マニアの聖地、冬は巨大な氷柱が見られるそうな…
烏川の水は以外にも冷たい。
美しいブナ森と微かな川霧が沢を一層引き立て、いい日旅立ちの予感!
滑谷沢は小難しい所も無く、変化に富んだ小滝群が次々と現れ飽きさせない。
竜胆や鳥兜の花が何気に秋を告げていた。
830mの二俣の幕場は、評判通りの別天地。
四方をブナの巨木に囲まれ、森の精霊達の囁きが聞こえてきそうだ。
焚火を囲み、小松さんGETの3匹の岩魚は天婦羅と骨煎餅となり宴を盛り上げる。
2日目は青空!左俣を詰めて行く。
一ヶ所脆い岩壁の小滝があり堤は難儀…が、仲間の慈悲の手でクリア!
1時間程の藪漕ぎは、忍の一字で耐え、栗子山の三角点を捕える。
笹に覆われ踏跡一部不明瞭の尾根を下る。
振り返ればも丸みを帯びた栗子山が我らを見送っている。
三本松沢をただひたすら下る。
途中で大粒の雨に襲われるも直ぐに止みホッ!
そしてまたまた癒しの滑に出会えば疲れも吹き飛ぶ。
滑谷沢合流地点の裏見の滝を眺め、左俣本流の河原状を下る。
午後の光を浴びた沢がキラキラと輝きフィナーレを飾る。
堤には2カ月半振りの沢、目的達成後の下山路(林道歩き)は辛いものがあったが、
終わってみれば「あ~、やっぱ沢は素晴らしい!」…仲間に感謝!
帰路、芭蕉も立ち寄ったという飯坂温泉鯖湖湯で一浴。
カラン無し、入浴料200円と激安。
そして激熱の懐古的温泉場でもありました。(記.堤弘美)

〔記録/photo リンク〕https://yamap.com/activities/26895780